ホームページ作成に関わる助成金の話
- 2017年12月6日
- Staff Blog
今回は中小企業向けのホームページ作成に関わるの助成金について
※ この記事は2017年12月6日時点での情報が記載されています。
今回取り上げさせていただくのは 東京都港区内の中小企業へ の助成金のお話です。
港区内の中小企業や商工団体等が新たにホームページを作成する場合、または既に開設しているホームページを変更する場合、制作費用等の一部を区が補助します。
※平成30年 3月23日までに、ホームページの作成を完了する必要があります。
※1企業につき補助金の交付は通算2回(同一年度内は1回)までです。
※港区中小企業ガイドへの登録が必要です
出典:港区産業観光ネットワーク
http://www.minato-ala.net/guide/hojyo/homepage.html
一定の条件をクリアしていればホームページの作成に関わる費用を補助してくれる制度です。
とてもありがたい制度です。
この港区産業観光ネットワークの「ホームページ作成に関する助成金」について、どのように使うと効果的なのか調べてみました。
事例を交えながら解説していますのでホームページ助成金を利用を検討されている企業さまは参考にしてみてください。
補助の対象
- 新たにホームページを作成する場合(新規立ち上げ時)
- 既に開設しているホームページを変更する場合
ホームページをまだ開設していない、または、既にホームページを開設していて内容を変更・更新をするような場合にも適用される内容となっています。
1.新規立ち上げの場合
- コンテンツ制作費用※(デザイン・HTML作成・付随するプログラム作成が該当すると思われます。)
- サーバーの契約費用
- 独自ドメイン取得料(.comや.co.jpなど)
- など
※コンテンツとは、ホームページの各ページ内容のことを指しています。
サーバーの契約費用は、初回のレンタルサーバー契約費用のことを言っているのだと思いますが、ホームページ開設後のランニングコストも見込んでおく必要があります。
ドメイン取得についても、通常1年単位でドメインの更新費用がかかります。
ここでいうドメイン取得料は、初回1年分の費用にあたると思われます。
参考:一般的なレンタルサーバーの費用
- 初回費用:1000〜10000円程度
- 月額費用:500〜4000円程度
参考:ドメインにかかる費用
- 初回費用:3000〜5000円程度
- 以降1年ごとにかかる費用:3000〜5000円程度
2.変更・更新の場合
- コンテンツ変更費用(ページ追加作成・更新・付随するプログラム作成が該当すると思われます。)
たとえばトップページのデザインを変更したり、メニュー項目を追加して新しいページを作成するなどといったことができるかと思います。
ウェブサイトにブログ機能を追加したりすることもできますね。
ここから助成内容です
助成内容(抜粋)
補助金額
- 中小企業:対象経費の1/2 上限50,000円
申請手続きに必要なもの
- 補助金交付申請書
- 収支計画書
- 見積書
- 法人(個人)都民税、事業税の納税証明書
- 変更前のホームページ構成(全ページのコピー)※ 変更(リニューアル)の場合のみ
募集枠
- 中小企業 80社(2017年12月6日現在、受付中)
受付期間
- 中小企業 平成30年2月末まで(2017年12月6日現在、受付中)
※詳細は港区産業観光ネットワークのホームページをご覧ください
補助金額「対象経費の1/2 上限50,000円」ってどんなものなの?
実際のところホームページを作成するとどのくらい費用がかかって、補助金はどの程度効果があるのか事例を見てみましょう。
新規でホームページを作成する場合
- 見積もり額:50万円
ホームページ制作費の見積額が50万円だったとすると補助の上限が5万円ということなので
自己負担は45万円になります。
5万円の助成でもありがたいですが割合としてはあまり補助にはならないですね。
サーバー費用やドメイン取得のみの場合
- サーバー初期費用:10000円
- 独自ドメイン初回取得費用:5000円
- 合計 15000円
とした場合、15000円の半分が補助されますので7500円。
15000円→7500円になります。
この使い方でしたら賢い使い方かもしれません。
ただ、申請には書類を揃えたりする労力が必要になるのでこの金額だと実際のところどうなのでしょうか〜と思ってしまいます。
変更や更新の場合
- 変更・更新見積もり額(デザイン改修、新規ページ作成):10万円
1/2が助成となるので10万円→5万円
上限5万円まで補助されますので自己負担5万円になります。このパターンであれば割合としては補助の恩恵が大きいかと思います。
いくつかの事例パターンを見ながらでした。
いずれにしても自己負担はありますが
既に開設しているホームページを変更する場合
が使い方としては恩恵を受けられるのではないかと思います。
申請にあたっては、条件や注意事項がありますので「港区産業観光ネットワーク」のウェブサイトにてご確認ください。
港区産業観光ネットワーク
http://www.minato-ala.net/guide/hojyo/homepage.html
このように各自治体や団体でホームページの助成・支援を実施している場合がありますのでこまめに調べてみると良いかと思います。
反響があれば今後も調査していきたいと思います。
また、見積もりのご相談も受け付けていますのでお気軽にご連絡ください。